リアクション・一つテンヤ「笠岡スタイル」発祥の地

───岡山県は笠岡沖。大小31の美しい島々からなる笠岡諸島は、「瀬戸内海のど真ん中」岡山県南西部に位置している。V.I.SOUL(ブイアイソウル)はこの地「笠岡」で創業し、リアクション・一つテンヤ「笠岡スタイル」によるムーブメントを産み出した。笠岡諸島沿岸は、瀬戸内海でも穏やかな方で、潮流もさほど速くなく、魚のキャパシティーも良くない。そんな笠岡沖でも、良質の真鯛が釣れることは知られていた。2013年頃、ひょんな事から仲間内で広まった一つテンヤだが、この地方では一般的な釣法ではなく、タイラバが主流だった。しかし、検証を重ねるとともに「一つテンヤ」のゲーム性・再現性の高さを実感したのだ。そして、あくなき探究心によって、より魚からの反応を高めた独自のスタイルに進化し、それに付随するアイテムの構想・具現化へと続いて行った。2015年夏、気づけば周りは、口コミで広がった独自の「一つテンヤ」スタイルで真鯛を狙う船が集まるほどになっていた。これからも、笠岡発のリアクションに特化した技(メソッド)を広めることで、さらに「笠岡スタイル」は進化を続けると確信している。以下、V.I.SOULの歩み「笠岡スタイル」の歴史だ。

IMAGE<笠岡沖>
エビがズレないマストアイテム 「エビズレン®」開発

───「笠岡スタイル」に行き着くきっかけになったのが、既存の「一つテンヤ」そのもの、概念のカスタムだ。まず気になったのが、餌となる活きエビの「ズレ」。活きエビがキックバック(跳ねる動作)したり、テンヤをシャクッた時、潮流などの現場状況により、どうしてもエビがズレる。また、エビの保持力が低いため、いつの間にかエビが取られることも多い。その「エビのズレ」「低い保持力」による抵抗(ストレス)が、釣果に悪影響を及ぼしているのでは?との仮説をもとに、2013年「エビズレン®」制作にかかる。このカスタムアイテム「エビズレン®」をテンヤに装着することで、極限まで潮受けを抑制でき、イメージに近いテンヤコントロールが可能になった。装着前と比較すると、真鯛や他魚種からのあたりが明確になり、釣果アップにも繋がった。「エビズレン®」の機能により、さらに「一つテンヤ」が楽しくなり、その評判が、笠岡地方から口コミで広がっていった。

IMAGE<エビズレンの写真>



リアクションに特化した一つテンヤを求めて

───V.I.SOULは2014年から「エビズレン®」製作と同時進行で、オリジナルの「一つテンヤ」の開発に着手していた。それは、「笠岡スタイル」をさらに進化させる為だ。「どうすればもっと真鯛からの反応を上げることができるのか…」我々は、大敵だった潮の抵抗を克服したことで「前より機敏にテンヤを動かす」テスト検証を重ねた。一見、ルアー釣りの様なこの動作により、真鯛(魚)からのスイッチの入り方が、尋常では無いことに気づく。まさに、エサ釣りの色濃い「一つテンヤ」の常識を打ち破った瞬間だった。この、“笠岡独自のリアクション”の技にマッチした、潮押し、潮抜け、バランス、コントロール性能に優れたテンヤを開発すべく、アナログ作業での成形を繰り返し、プロトタイプ段階のエビズレン®を実装。その性能を可能にする、リアクションに特化させた形状(シルエット)に行き着くのに、そう時間は掛からなかった。そこから、幾度にわたる実釣テストの繰り返しにより、魚の“本能”を刺激して反応させれる、リアクションに特化した「三笠テンヤ」が完成した。


「三笠テンヤ」の量産開始

───2014年6月、V.I.SOULが完成させたリアクション特化型のテンヤは評判を呼び、本格的に量産がスタートされた。親針・孫針に続く「第三」のしかけ=エビズレン®を搭載した、“笠岡発”の一つテンヤという意味で命名された「三笠テンヤ」。当初、6号だけでカラーバリエーションは3色だったが、徐々にラインナップが増え、2021年4月現在、サイズ展開は2号から30号の、8色カラー展開。そして、待望のタングステンVer「超三笠テンヤ」も4号から15号まで販売開始。オフショア(船釣り)はもちろん、ショア(陸っぱり)、シャロー(浅い水深)からディープ(深い水深)と、あらゆるシチューションが攻略可能になった。

IMAGE<三笠>
リアクション・メソッド無限の可能性

───様々な海域、シチュエーションでの実体験を糧に、いまだ進化を続ける「笠岡スタイル」。基本となる動作、機敏にピンピンとシャクり(2ステップ)、ス〜〜〜〜(テンションフォール)、ゴンッ!でバイトさせる唯一のスタイルは、今までの常識外のメソッドだろう。エビをセットしたテンヤを、機敏にシャクることで、魚の食欲を刺激するだけでなく、攻撃(威嚇)対象としても魚にアピールするスタイルは、まさにルアー釣りと餌釣りの融合だ。この「笠岡スタイル」には「エビズレン®」や「三笠テンヤ」が必需品であることはもちろん、「シャクれて、アタリが取れて、掛けられる」専用のロッドも必要不可欠だ。「なぜそのロッドなのか?」「なぜこの針なのか?」「なぜこのシャクりなのか?」その全てに意味があり、己が納得できる「イメージして釣った」という、優越感・自己満足に繋がる。それを証明しつつ、V.I.SOULアイテムをご愛用いただいているユーザー様に、ワクワクを共有するのが使命である。無限の可能性を秘めた、リアクション・一つテンヤ「笠岡スタイル」の、今後の可能性にご期待あれ。

IMAGE<釣ってる写真>
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